今日、M1カフェのチラシを置いてもらおうと思って、調布市の 国領へ向かう為に駅に行ったら、京王線の電車が止まってました。
脳性麻痺で、 電動車椅子を使って調布で一人暮らしをしている私にとって、 電車が止まると結構な死活問題で御座います。
が、ヘルパーさんの助言でバスで行き来しました。
私自身はまだ、バスに乗りなれてなく選択肢に無かったので、 圧倒させられました。
幼稚園の頃、初めてバスに乗った時、「車椅子の人は乗れません」 と言われてから苦手意識が消えず、 高校の時もノンステップバスが出来て、 車椅子でバスに乗る人が増えて来た時、 機会があり乗ろうと思ったら、「電動車椅子、 本当は乗れないから、今度乗る時、手動の車椅 子で乗って下さい。」と言われました。
バス会社に抗議した事もあります。
それもあって、苦手意識が残っていました。
しかし、今のバスは違ったんです。 バスにスロープが内蔵されていたり、 取り外しのスロープが積んであったりで、普通に乗れるんです!
とても嬉しいです。これで、社会に出る足が増えました。
そして何よりも、運転手さんが優しい。嫌な顔をせず、 普通に準備して乗せてくれる。その姿勢にとても、感動します。
歩きじゃ遠くて、電車で遠回りの所沢山あると思います。今後、 皆さんも出掛ける時選択肢にバスを入れて見て下さい。
新しい世界が、広がるはずです。
今の社会は、どんどん障害者が社会に出 ないと、どんどん社会は障害者を忘れていってしまいます。
今、何も怖がる事はありません。私と一緒に、 どんどん社会に出て行きましょう。
調布で一人暮らしをする重度障害者(脳性麻痺)
奈良 淳平